露点計測のおはなし

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露点計 初期点検の重要性

「露点計測のおはなし」、理論担当のTakuと申します

中学時代に良く解らなかった、飽和水蒸気・露点・湿度がトラウマになり、遂に大学で、勉強する羽目になってしまいました。

普通は、逆ですけどね(笑)

今日は、「露点計 初期点検の重要性」についてのお話しを、してみようかと思います。

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【 趣 旨 】

新規で出荷する場合、現場で使い始めてからある程度経過すると、大なり小なり、露点計に変化が起こります。

 

それは、校正中は、環境やサンプルガスの条件が大変良く、環境の温度湿度管理、振動・ノイズ等の外的条件、クリーンなサンプルガス等で実施されている為、ほとんど変化はありません。

 

もちろん、そうすることは正しいのですが、実際の現場では、それらの条件が悪かったり、変化したりする場合が多いのです。

 

従って、しばらく経過すると、場合によっては、誤差範囲を超えて変化する場合が出てきます。

 

そこで、弊社では、初期点検をした場合の機器と、しなかった場合の機器とが、どれほどの信頼性の差が出てくるか検証しました。

 

 

【 調 査 】

初期点検は1年以内とし、初期点検を実施して問題点を訂正した場合と、実施しないで使い続けた場合との、それ以降の誤差の変化を検証してみました。

 

弊社の40年間の過去データを調査し、初期点検有りと初期点検無しのデータが明確になっているデータのみピックアップし、分類したところ、

初期点検有り:10,281件

初期点検無し:23,989件

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合計     34,270件

が調査対象となりました。

 

 

【 検 証 】

このサンプルで、2年以上経過したデータが誤差範囲に収まっている割合を調査したところ、以下の、たいへん興味ある結果が得られました。

 

初期点検有り:76.3%

初期点検無し:23.7%

 

以上の結果をもとに検証したところ、初期点検の有無がその後の測定に大きな影響を与えているとが明確となりました。

 

 

【 対 策】

そこで弊社では初期点検を、最重要項目と位置づけ、ユーザー様にこれを実施して頂くよう、新規購入の1年後の初期点検を無償にすべく、社内で検討を始めました。

 

決定次第、メールにてお知らせし、今後のご購入の際、「試験成績書」備考欄や文書等で、お勧めしていく方針です

 

 

執筆者:Taku

 

理論担当、Taku | comments(0) | -

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